前回の記事で、サックスの教授法は人によって大きく異なり、それを吸収する側は、情報を鵜呑みにせずよく吟味し取捨選択するべきであることを示唆しました。
私は国内外問わずこれまで多くのサックスプレイヤーの生音を聴き、またレッスンを聴講してきました。
プレイヤーとしては尊敬していたのに雑誌やWEB上でのコラムを拝見すると全く的を射ていないことに落胆したこともあります。
また逆にプレイヤーとしては有名でなくても教育者として大変有益な言葉を残している方も多くおります。
以前、クラシック・サックス奏者としても教育者としても有名なマルセル・ミュールについて記事にしたことがあります。記事全文
私のレッスン方針と合致する部分が多いので紹介させていただきました。(あまりにも畏れ多いですが。)
私のサックスのプレイスタイル自体は、日本国内のサックス奏者でいうと、クラシック・吹奏楽においては須川展也氏、その他のジャンルにおいては本田雅人氏(フュージョン)の影響を強く受けています。
レッスン方針にも繋がるサックスのさまざまな点の認識については、マルセル・ミュールのものよりもさらに頷く点が多いものをつい最近見つけました。
これまでも尊敬していたサックスプレイヤーの一人、雲井雅人氏の「覚書」ver5.0 です。
どのジャンルでもサックス経験の長い方には全部読んでみてほしいです。初心者の方には難しければ最後の方にある「稽古の掟」だけでもいいので、お時間のある時にぜひ読んでみてください。
お恥ずかしながら私は、「稽古の掟」のうち一つだけ守れていません。ついつい休憩時間には一服してしまう悪い習慣が…。ごめんなさい。お酒は飲まなくて平気なんですけどね。
そういえば、昔、喫煙所で須川さんと少しだけお話させていただいたな~。