「ラッスンゴレライ」が「レッスンコレナイ?」に聞こえてしまう今日このごろ…(笑)


昨日今日と夜中はフリージャズやノイズなど取り憑かれたように聴きまくっている。たまにそういうことがある。最近ポップなものばかり聴いていた反動かもしれない。

"ペットボトル人間"で導火線に火が火がつき、ジョン・ゾーン、オーネット・コールマン、エヴァン・パーカー辺りを漁る。学生時代、林栄一や姜泰煥のライブを聴きに行ったことや阿部薫にどっぷり嵌ったことなどを思い出す。

久々に 阿部薫を聴いて「やっぱりフリーはこのサックスだな。」と気持ちを落ち着かせる。


ダニエル・ケンジーを寄り道で聴いていてふと思い出す。そう言えば彼の重音(マルチフォニクス)に関する著書を持っていたなと。ついでにジョン・グロスの同じ関連の書籍も合わせて引っ張り出す。現代音楽だと作曲者が重音のフィンガリングを指定したりするのだが、少しずつ覚えて、いつでも必要に応じてすぐ取り出せるように整理できたらなという欲が湧いてきた。

ジョン・グロスの方が見やすいけれど、微分音の解釈が欠落しているのでケンジーので確認する必要がある。当分の間、自分へのアルトの課題にしよう。


話がここまでだと生徒さんにおすすめの音源が見当たらないので(真顔で勧めたら悪影響すらあり得る)、フリーじゃないものをジャズ一つ、クラシック一つ、懐かしの動画を貼っておきます。


菊地成孔の特にテナーは私も惚れる!



ラーフ・ヘッケマの挑戦 Paganini Caprice No 24



 この人のサックスはクランポンS1なんだけど改造が素敵すぎます。
 sax modifications

特に羨ましいのはソの1/4音上(ソとソ#の間の音程)が出るキィ。微分音は重音よりは時間をかけて以前に取り組んだので今でもその知識は役に立っているのですが、サックスの構造上ソの1/4音上のフィンガリングは無くて、キィと音孔の間に指挟んで半開きにしなくちゃいけないのです。だからこれがあると非常にありがたいわけです。


そんなこんなしているうちに3月行きたいライブ一つ発見。ペットボトルを頭の上に乗っけて参戦しようかな。(笑)

久々に変態的サックスをワクワクしながら聴いてこようっと。