サムフック&サムレストのリニューアルが完了。
【テナーサックス】(写真左)
サムレスト
Before…純正(プラスチック)
After…アルトに付けるのを断念していたウッドストーンVintage(ラバー)
サムフック
Before…純正(プラスチック)
After…アルトに付いていたGLサテン(金属)/ネジについてはT50がヤナギサワ現行品と違い、ネジの雌雄が逆だったためそのまま純正を使用
効果(あくまでも主観)~音抜けし過ぎてストレートすぎた高音がラバー製サムレストにより柔らかくなり、程よい抵抗感も得られたため繊細なニュアンスも付けやすくなりました。
サブトーンがより容易に感じ、サムフックを金属製に換えたことで太くリッチな響きの低音が出るようにりました。
【アルトサックス】(写真右)
サムレスト
Before…ウッドストーンVintage(ラバー)
After…表面を軽く研磨した純正GL(金属)/サムレスト台座の空洞には銅テープ混入、ラックは不使用
サムフック
Before…純正GLサテン(金属)
After…フィルバロン旧タイプGPセルマー用?(金属) ポールモーリアのサムフック台座側のネジ山がセルマーのものよりは細かったため一部品を不使用/ネジはポールモーリア純正、純正ティアドロップをフィルバロン不使用部品の代替として使用
効果(あくまでも主観)~アルトはサムレスト・サムフックともに取り付けの際、空中浮遊型を意識しました。サムレストはラック不使用、ラフな研磨により演奏中外れてしまわない程度の遊びを作り、混入した銅テープも詰め込みすぎずクッション感を出した。それにより中音域から高音域にかけての響きが厚く、程よい雑味も纏う音となり吹き心地がさらに良くなりました。
サムフックはレスポンスの向上が感じられ、サムフックハンガー・アダプターを引っ掛けることでロスが考えられる振動も全く気になりません。ダイナミクスの幅を広くするのに一役買ったようです。以前の右手親指の位置と比較すると2センチ程度上、1センチ程度手前となったため、右手の無駄な動きを強制的に少なくしてくれる感じでさらに速く指を動かせそう。独特な形状も親指にフィットしやすく快適です。
そう言えば3/22にセルマーのサックス(アクセサリーを含む)が値上げされます。購入検討中の方はお早めに。