最終工程の組み立ては長年お世話になっているキクチ楽器さんでやっていただきました。

パーツをメッキに出している最中はキクチさんの所にキィ類のみ預かる形となりました。そんなのは20年修理の仕事をしていて初めてだ、とおっしゃっていました。

でしょうね!(笑)

そして全パーツ集結。
IMG_20181121_110456
 
これだけ楽器をいじると以前とはかなりバランスが変化すると思われますので、小さなパーツで自分で微調整ができるよう準備します。

これは元々付けていたB.AIRのSwing chip。付ける位置を検討する必要があります。

unnamed (1)unnamed
10年以上前にブルズアイから出ていたプロプラチナ スピーダー。問い合わせたら一個だけ奇跡的に在庫があった。ネックのカギのバネ止めです。

IMG_20181124_081717

届いてから試すもワーバートン、キャノンボールのネックにはネジが短く装着不能。他のメーカーのネックにも付けられず、敢えなく返品決定です。非常に残念。

そして久々に海外通販でお買い物。Reed GeekのKlangbogen。まとまる君のパクリ?(笑)

klang-silver-whilte-background-02-600x422
微調整用にここまでは準備済み。

でも一番肝心なのはネックから管体への入り口を繋ぐネックスクリューとライヤースクリュー。

柴ネジが欲しいがP.mauriat用がまだ作られていないのだから仕方がない。試すのならドゥラングル教授も使用するMeridian WindsのErgonomic Heavy Mass Neck Screw & Lyre Screw SetかWestCoast SAXのBuzz Saxophone neck screw辺り。

IMG_20181126_225140IMG_20181126_224920

YTS-82ZASPのネックスクリューも試したくて問い合わせましたがさすがに限定品だけあってお返事いただけてません。
IMG_20181126_224817

いずれにせよ先ずは入手しないと話が始まらないですね。

楽器が組み上がった後、上記のような調整パーツをじっくり試して決めていく必要があります。目標は年内といったところかな。

あと忘れていましたが、サムレストは半田付けにしました。

IMG_20181126_151428


次回、調整パーツは除いてですが、組み上がり生まれ変わった我がアルトサックスをいよいよお披露目したいと思います。

こちらは今回のメンテナンスで引退するパーツたち。お疲れ様でした。

IMG_20181128_020521