レッスンスケジュールにご協力いただいた生徒の皆様ありがとうございました。

難解なパズルを解くかの如く時を忘れて没頭しておりました。遅い時間の日記更新失礼いたします。

約1年半ぶりにレッスンに来られたSさん。菊地成孔さんのサックスを生で聴いて居ても立ってもいられず、レッスンに復活なさったそうです。

今はケニーGのNorthen Lightsをやっています。ケニーGと言えばソプラノサックスのイメージが強いですが、この曲のようなテナー、そしてアルトもなかなか良い曲がありますよね。

レッスン後何気なく出た感想~

「もっと早くにレッスンに来れば良かった」

「自分一人でやるのと全く違う」

「先生のサックスにはそんな秘密が(驚)」

喜び、楽しんでいただけたみたいで本当に良かったです。


長く通ってくださっている方にも「サックスにはそんな楽しみ方もあったんですね。」と言われたり。

「今日も楽しかったです。サックスは奥が深いですね。」

「他の先生についていた時には味わえなかった感覚です。先生に出会えて良かったです。」

決してレッスン後に感想を求めているわけではありません。話を盛っているわけでもありません。アンケートも取っていません。アンケートを取ったところで「楽しくなかった」に○はなかなか付けられませんよね(笑)

私は生徒さんが上手く演奏できるよう、その生徒さんがピンとくる表現をただ懸命に探してイメージトークとアドバイスをするばかりです。

言葉がなくても、『あ~そういうことだったのか!』という気付きの表情をよくお見受けします。

生徒さんのこのような自然な反応は私の宝であり、講師冥利に尽きます。

たとえ趣味といえども、長くなれば難しいことに挑戦する機会も増えますから、たまに厳しい指導に感じられる瞬間もあることと思います。

しかし、それは愛情表現の一つです。伝わらなくて残念、という表情や言葉は極力抑えますが、私も未熟な人間ですからたまに出てしまいます。それだけ強く伝えたいことがあるという風に捉えていただけるとありがたいです。


たくさんのありがたいお言葉や表情に支えられ、これからもサックスの可能性をいかに伝えていくか学んでいきたいと思います。

「教師たる者、教え導くのみならず、謙虚さを忘れず、教わる人でもあれ」

常に自分にそう言い聞かせて、この仕事をライフワークにします。